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コラム

吃音(きつおん)について知ろう!〜発達障害はADHDやASDだけじゃない〜

吃音ってご存知ですか?

最近はADHDやASDと診断される方が、時代背景・診断基準の緩和により増え、聴きなれている方も多いと思います。
しかし、発達障害はADHDやASDだけではなく色々あることをご存じでしょうか。

今回は数ある発達障害のうち、「吃音」という発達障害について述べさせて頂こうと思います。

まず皆様、「吃音」という言葉を聞いたことはありますか? 吃音とは、身体的な障がいがないにも関わらず、言葉がスムーズに出てこない症状のことを言います。
主に左の図に記載する3種類があります。

このように、吃音の定義は話の流暢性(話の滑らかさ・リズミカルな話し方)を乱している状態であることとされています。
これはICD‐10というWHO(世界保健機関)の障害の診断基準であるため、吃音は、発達障害に分類されているのです。

「そういわれると身近な人にもそういえば…」という方もいるかもしれません。
そうです。
意外と身近にいるんです、吃音の方って。

吃音はどのような人がいつ頃に発症することが多いのかというと、まず、吃音には「発達性吃音」と「獲得性吃音」の2種類があります。

割合は、約9割が発達性吃音に該当します。
基本的には2歳~5歳の言葉を覚えてお話が好きになり始める時期に発症することがほとんどです。
原因としては、体質的・発達的・環境的な要因とありますが、それぞれの要因がお互いに影響し合って発症します。

一方、獲得性吃音は病気により発症したり、精神的ストレスなどで発症します。
発症する時期は青年期(十歳以降~)がほとんどです。

基本的に吃音といえば発達性吃音であるため、これ以降は発達性吃音についてお話します。

ここまで吃音の症状や原因をお伝えしましたが、結局治るのか?
ということが気になる方もいると思います。

実は吃音って、7~8割が自然に治ります
「思い返すと、自分も言葉がつっかえていた」とか、「言いづらい時があった」という人もいるかもしれません。
自然に治らなかった2~3割の方が、徐々に症状が固定化して、吃音の症状が残るのです。

吃音の人との関わり方

じゃあ結局、吃音の人とどんな風に関わればいいの? って思うかもしれません。

吃音の方に限らずですが、会話するコツは「間は敵じゃない」と考えることだと思います。
一般的に、相手との会話中に間があると、なんとか何か言わなければと思ってしまうかもしれません。
しかし、そこで相手の話し出すことを遮ってしまったり、急かすようなことは逆効果になってしまうため、「落ち着いて」「ゆっくり話して」などのアドバイスなどせず、相手が話し終わるまで待つ姿勢が大事だと思います。

また、最後まで話を聞いた後に「今の話は○○ってことだよね?」という風に話の内容を確認してあげると、相手は話が伝わったことが分かり、会話する喜びに繋がると思います。

吃音の方に対してだけでなく、普段の日常生活上でも、使える会話の手段としても使えると思いませんか?
吃音の方とのコミュニケーションって何か特殊なことをしなければいけないのか、と思うかもしれませんが、あまり普段と変わらず要点だけを押えて話してあげることがとても大事です。

さいごに

今回は吃音をテーマに書かせて頂きましたが、吃音も発達障害の一つで、本人たちは見た目が普通なこともあり、周りと同じような振る舞いを求められて苦しむことが多いです。
そういった状況になりうることを分かった上で、困っている人に手を差し伸べるための知識としてお役に立てればと思います。

寄稿者


言語聴覚士 ぽこ
放課後当デイサービスで言語聴覚士として勤務しています

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編集長・デザイナー

『凸凹といろ。』の発案者で、代表。全体の企画、編集、デザインなどを行なっています。 時間感覚、短期記憶の弱さ、衝動的な発言(失言)や不注意など、自身の発達特性が原因でうまくいかず、 “人と働く”ことは早々に諦め、現在はフリーランスでデザイナー、イラストレーターとして仕事をしています。 やりたいこと、気になることが多すぎて手が回らないのが悩み。 タスク管理や見通しのつきづらい仕事にはなかなか手をつけられないなど困った特性がある反面、思いつきや衝動で動くことも多く、一旦動き始めるととても行動が早い。 雑談や人付き合いへの苦手意識が強いが、基本的に人が大好き。

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